私は泣いた。ぽろぽろと。支柱のないブランコに乗っていた。ここは暗闇だけど怖さはない。きっと宇宙はこんなところだろう。支柱をたぐったらそこは自分のお腹あたりであり、顔を知らぬ戸籍上のふたりが浮かぶ宇宙であった。彼らの姿はないけど見た。こうやってみんな繋がっているのだ。見守られているのだ。恥じないような行いをするというのはこういうことだ。自分が。祖先が。宇宙が見ているのだ。一体となって。みんな見ているのだ。みんな御見通しという、あれだ。私は両親に改めて感謝する。私は今の両親に会うためにこの世に誕生したのだ。素晴らしい9日目。京都では感じられなかったこと。2回目の参加の9日目は本当に素晴らしいものとなった。瞑想とは、宇宙の根本主体と人間の生命が一体化することだ。そして瞑想により、心の波が完全に静まり、最深奥にある本来の自己意識が現れたとき、私たちは相対世界を超え、生死を超越した永遠の存在であることを悟る。
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