[2-24] この結びつきの原因となるのは無明である。
The root cause of identification with the mutable is a lack of insight (avidya). ||24||
<解説>無明は煩悩の一つである(2-3,2-4,2-5参照)。しかし、ここでは特に、見るものと見られるものとの二元性を知らずして両者を混同する無知が、無始の昔から幾生にもわたって潜在意識内に薫習されて、いわゆる行となっているものをさしている。薫習というのは、仏教用語であって、焚きしめた香りが衣服に残るように潜在意識内に残る潜在印象のことで、行の一種である。
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