[2-52] 調気を行ずることによって、心のかがやきを覆いかくしていた煩悩が消え去る。
The veil covering the light of the true self then vanishes. ||52||
<解説>心のかがやきというのは心を構成する三徳の中のサットヴァ・グナの性格をさしている。このサットヴァ性においてすぐれている覚は通例無明等の煩悩によって覆いかくされているから、その固有の照明性を発揮することができない。調気の修行を励行することによって、この障蔽が消えるから、心のかがやきがあらわになって、解脱へみちびく弁別智が生ずるのである。
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