6.バガヴァッドギーター ラーガ・ドヴェーシャ(好き・嫌い)2-53

惑わない、流されない、振り回されない

君が、「ヴェーダ(聖典)」の前半部分の言葉に惑わされなくなった時、心は揺らぐことなく、静かになり、「アートマン(存在、知の源)」にしっかり定まる。君が自分自身の真実を知った時、Yogaの目的は達成されるだろう。

人は多くの事を望むけれど、本当に欲しいものは何か?それが解らず、目先の欲望に翻弄され、迷い、揺れ動きます。

何が本当に欲しいのか?達成すべきことは何か?この見極めが迷いない生き方には必要です。

物や人にフラフラと誘惑されたり、影響されたりしていませんか?カードは、今、戸惑いと迷いを捨て、あなたが本当に欲しいものを見極め、生きる方向をひとつに定める時だと告げています。流行や周りの人々に流されず、本物に向かいなさいと、いっているのです。

スカーサナ(寛ぎの瞑想ポーズ)

「スカ」とは、快適で寛いでいること。このポーズは楽に、快適に座ることができる瞑想のポーズのひとつ。いわゆる、「胡坐あぐら」に近いポーズです。床に腰をしっかり降ろし、どちらか一方の膝を体の中心に向かって折ります。続けてもう一方の足も内に向かって折り曲げます。床に座る時、私たちがごく自然におこなっているポーズです。

心が迷い、ラーガ・ドウェーシャに振り回されそうな時、このポーズで心地よく座り、自分と向き合う豊かな時間、本当の贅沢を味わう時間を持ちましょう。