貪欲という敵、感情の解放、心の浄化
<真実の自分>は、知性より優れている。それを知り、自らの意志に、心をしっかりと定めて、敵を滅ぼせ。アルジュナよ!貪欲さという姿をした敵を理解し、収めるのは、とても難しいものだ。
『ヴェーダ(聖典)』は、自分の本当を知るために人間は生死を繰り返す旅を続けているといいます。人はこの世でいろいろなものを探しているようにみえます。しかし、人間は皆、本当の自分を探しに来ているのです。なぜなら、そこに自分が探し続けているものがあるからです。それが、”永遠の自由”。カルマ、輪廻、自分を自分で認めていない不自由さ、それから自由になることが、自分の真実を知ることで可能になるからです。
カパラバティ(浄化呼吸法)
Yogaには、体と心を浄化するための6つの方法があります。その内のひとつが、浄化呼吸法「カパラバティ」。
安定した座り方で坐り、背骨を伸ばします。鼻から思い切り、短く鋭く、一度にすべての息を吐き出すように「フンッ」と吐きます。きちんと吐けると自然に息が入ってきます。
「ワン(1)、ツー(2)」と心でリズムをとって、ワンで吐く、ツーで吸う、を繰り返します。1秒で、この鋭い吐きと吸いのセットが1回できるようになったら、50回60回70回と、100回連続できるまで数を増やします。できれば100回を3セット、途中で軽く息を保持する「クンバカ」を入れて繰り返してみます。
体の熱をあげ、内側から浄化の力を感じるはずです。体の熱さに対し、心は静かに静まります。怒りや熱い情熱に自分が動かされてしまいそうな時、この浄化法がすぐれた効果を発揮してくれることでしょう。
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