23.バガヴァッドギーター アッビャーサ(繰り返しの練習)6-10

継続する力、自分に寛ぐ、快適な体と心

瞑想をするヨーギーは、常に瞑想の対象と繋がり、心が静まる場所にいるべきである。静寂に佇み、体と心は寛ぎ、何かを追い求め、かき集め、しがみつくことから自由であるべきである。
Yoga瞑想とは、「ひとつの瞑想の対象に心の流れを繋ぎ、心が離れる度に意志の力で元に連れ戻すこと」です。瞑想の正式な定義は「サグナ ブランマ ヴィシャヤ マーナサ ヴャーパーラハ(心の流れを瞑想の対象に定めること)」といいます。

何度も繰り返しの練習をすることを「アッビャーサ」といいます。アッビャーサをするうちに、私たちは必ず自分の心を収めることができるようになります。心を収めることは「自分自身の王となる」といわれます。だれにも影響されず、コントロールされない強さと意志をもち、体と心を本当に大事なことのために使える人が自分自身の王様です。

アルダマッツェーンドラーサナ(半分のマッチェンドラのポーズ)

インドに実在したといわれる聖者”マッツェーンドラ”のポーズです。聖者と言われる人々も、毎日Yogaをし、体と心を浄化し、瞑想をアッビャーサしていました。だれもが聖者として生まれるのではなく、日々の努力ーアッビャーサによって心を収め、聖者になったのです。このポーズで体を深くねじり、体の中心、内臓をマッサージし、背骨を整えましょう。瞑想に相応しい体づくりができるでしょう。

正座で座り、右のお尻を床におとします。左脚を右脚にかけるようにして、右膝の外側に左足をおきます。両足のお尻をしっかりと床につけ、お尻が浮かないようにします。左手を左膝におき、右手を上にあげ、息を吸いながら背筋を伸ばします。

息を吐き、右肘で左膝を押すようにしながら背骨を左にねじります。左手は体を軽く支えるように床に置きます。右手の肘を曲げたまま、左の膝をおして、さらに体をねじります。そのまま深い呼吸を何度か繰り返します。