25.バガヴァッドギーター シャーストラ(聖典の言葉)6-47

心をオープンにする、真っ直ぐな生き方、信頼

Yogaを生きる「ヨーギー」の中でも「イーシュヴァラ(世界を維持する存在)」に繋がる者は世界の事実を受け入れる心を持つ者であり、イーシュヴァラだけに深く瞑想する。彼は、最も優れたヨーギーである。これが私のヴィジョンである。

Yogaの生き方を伝える聖典の言葉を「シャーストラ」といいます。「聖典」は”知識を示すもの”=『ヴェーダ』と呼ばれています。『ヴェーダ』の中に記された詩や文がシャーストラです。聖典に記されたシャーストラの願いはただひとつ。それは、”悩める人を、苦悩や恐怖、苦痛から自由にする”こと。

聖典の教えは、人を自由にするためにあります。自由のために、人間と世界の真実を教えます。そして、真実の教えを理解するために、Yogaという生き方を教えます。

ウッターナーサナ(深い前屈のポーズ)

「ウッターナ」とは、「良く伸ばす」という意味の他、「まっすぐであること、オープンであること、正しくあること」という意味もあります。聖典の教えにオープンでいる心、世界と自分自身の事実を素直に受け止めることのできる広く大きな心をこのポーズで準備しましょう。

真っ直ぐに立ち、息を吸いながら両腕を頭上に上げ合掌します。息を吐きながら、腰から上体を折り曲げます。膝を曲げながら足の外側に手をつきます。手の平全体を床につけ、膝を伸ばします。顎を引き、腹部を太腿に押し付けるようにしてポーズを深めましょう。そのままの姿勢で何度か腹部に感じるような深い呼吸を繰り返します。息を吸いながらゆっくりと体を起こします。