内と外の真実、確かな繋がり、どこまでも明るいYogaの道
私は水の味である。クンティーの息子アルジュナよ。私は、太陽と月の輝きである。『ヴェーダ(聖典)』の「オーム(聖音)」である。空間の音である。そして、私は人間の強さである。
「イーシュ」という言葉は、司る、規律を与える、秩序を守るという意味。「ヴァラ」は、それが常にある状態。2つの言葉が合わさり、世界全体を示すひとつの言葉イーシュヴァラとなるのです。秩序と法で世界を守り、命を生みだし、世界を巡らせる存在。
イーシュヴァラは、今もこの世界のすべてのものの中に広がり、私たちの体・感覚・心に宿り、生命を動かす方法として、すべてを支えています。その生命力溢れる力を感じてみてください。あなたの体の、新しい細胞が生まれ、古い細胞が破壊され消えてゆく創造ー維持ー破壊のリズムの中に、吸い込む息に、吐き出す息に、大気の中に、イーシュヴァラの存在があるのです。
ハラーサナ(鋤のポーズ)
鋤で大地を耕すように、私たちはYogaという自分を磨く道具をもって、自らの可能性の畑を耕し、真実の教えという実を収穫します。教えの実を味わい、教えを自分のものにした時、私たちは長い間探してきた永遠の自由と幸せ「モークシャ(悟り・自由)」を手にし、生きる目的を達成するのです。
鋤のポーズは、私たちの可能性に気がつかせてくれるでしょう。ポーズによって脳を休め、ストレスを解放し、自分であることの心地よさを味わいましょう。Yogaの道は常に快適であることです。
ブランケットを4つにおり、折り目に肩のラインが沿うように横たわります。頭と首は毛布の上ではなく、床に置きます。位置を決めたら、サルヴァンガーサナ(肩だちのポーズ)をとりましょう。そこから息を吐き、脚を付け根からゆっくり頭の向こうの床へ下ろします。胴体を床に対して直角にするようにして、両脚を完全に伸ばした状態を保ちます。足が床についたら、両手で背中を軽く押し、お尻を天高く持ち上げるようにします。あごを引いて、喉を柔らかくして、深く呼吸を続けましょう。心地よさを十分味わったら、静かにポーズを解放し、少しシャヴァアーサナ(屍のポーズ)でお休みします。自分の内側を深く掘り下げるためにも、心も体もこのポーズで芯から寛がせてください。
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