個と全体の繋がり、本当の望みを叶える、すべてがひとつである真実
『ヴェーダ(聖典)』に記された儀式を信頼する者は、それぞれの「デーヴァー(神々)」たちに祈りを捧げ、彼らから望みのものを手に入れようとする。しかし実際、望みのもののすべては、私「イーシュヴァラ(世界を維持する存在)」によって定められ、与えられているのだ。
「デーヴァー」とは、自然界を維持する法則。空、風、水、光、大地、私たちの体、心、太陽、星、月、など自然のすべてにデーヴァーが宿っています。自然界の目に見えるものの後ろにはデーヴァーの働きがあり、神々が連なり合って、ひとつの世界、大きな自然が調和しています。同じように私たちの体も、たくさんのデーヴァーによって維持されています。
パールシュヴァコーナーサナ(立位の片足前屈のポーズ)
思い切り体の側面を伸ばし、気持ちを晴れやかにしてくれるポーズです。普段閉じている部分を開き、限界まで伸ばすことで、体の新しい可能性を感じることができます。私たちの中には、まだまだ自分でも知らない可能性、能力、思いが眠っています。それらを呼び起こし、この生を最大限に生かし、本当の望みに向けて前に進むYogaの道に弾みをつけてくれそうなポーズです。気持ちよく未知なる体の可能性を感じながら、自由への大きな扉を開け放ち、前に力強く進んでいきましょう。
まっすぐ立つ位置をつくってから、両足を左右に大きく開き、右足のつま先を外側に開き、右ひざを直角に曲げます。両手を腰に当て、胸を張ります。息を吐きながら、上半身を右に倒しましょう。右の手の平を地面につけ、左腕を大きく頭の上に持っていきます。左の足先から指先までが、長くしなやかな一直線になるように伸ばします。顔は点を仰ぐように上向きにし、目線も高く持ち上げます。側面の強い伸びを心地よく感じながら、深く大きな呼吸を繰り返しましょう。
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