33.バガヴァッドギーター チャンドラローカ(月の世界)8-25

死後たどる2つの道、輪廻からの解放、Yogaの悟り

カルマに徹するヨーギーは、夜を司る神、月が欠ける2週間を司る神、煙の神、太陽が南の道を通る6か月を司る神の迎える場所に行く。そこは「チャンドラローカ(月の世界)」と呼ばれる場所であり、しばらくそこですごした後、ヨーギーはまた、この世界に戻る。

人は死にません。なくなることもありません。エネルギーと物質の関係のように、肉体の状態が変わるだけです。肉になり、土になり、水になり、空気になり、また肉体となるように循環を繰り返す存在です。

人は本当に欲しいものを手に入れるまで、何度でも形を変えて生まれ変わります。体の形を変えながら、同じ人達と何度も出会い、関係の中でお互いに学び合っているのです。永遠の自由に至るまで、けして滅びない存在、それが人間の意味です。

アルダチャンドラーサナ(半月のポーズ)

すべての生き物は、自分が何者か?その答えを知るまで、終わりなく生死を繰り返し続けます。Yogaはその答えを導き出す術です。月を真似るこのポーズで体を伸ばし、Yogaの道を気持ちよく歩くための活力と、月のような静かな心を養いましょう。
足を肩幅より広めに開き右足先を右に向けます。息を吸って左腕をあげ、体を右に倒し、三角のポーズ(トリコナーサナ)をつくります。

そこから左手を左腰に当て、息を吸いながら右膝を曲げ、右脚に体重をのせます。右手をYogaブロックの上にしっかりついて、体を右にさらに倒します。左脚を床から離し、床と平行になるまで持ち上げます。左足のかかとを押し出すように、脚全体を伸ばします。右手で床を押しながら、バランスをとります。反対側も同じ様に繰り返しましょう。