輪廻の中心、カルマの原因、Yogaは悲しみの海を越える船
人々は死後、天国のような場所を長い時間楽しみ、「プンニャ(徳)」が尽きたら、再び生死のあるこの世界に戻ってくる。3つの『ヴェーダ(聖典)』の儀式を執り行うことで、限りある欲望を叶えることに夢中な人は、この世界に来ては去り、再び来ては去ることを繰り返す。
何度でも繰り返すこと、終わりのないこと、続いていくことを「サンサーラ」といいます。輪廻やカルマが終わりなく知るだけでなく、ものを追いかけたり、野心をもって状況を操作しようとしたり、他人を変えようとしたり、満足することなく求め続け、苦しみと悲しみにもがき続けることもサンサーラといいます。人を絶望させるのは、苦しみではありません。「終わりなく、苦しみが続いていくこと」、それが人を絶望させるのだといいます。どこかで意志を持って断ち切ろうとしない限り、サンサーラは終りません。
ナーヴァーサナ(船のポーズ)
自由という大海原へと漕ぎ出すYogaの船に乗り、高く帆を上げ、真っ直ぐ進むことをイメージしながらこのポーズをとってみましょう。胸を広げ、バランスをとり、堂々とポーズを維持することで、迷いは去り、清々しい気持ちで前に進む力が沸くでしょう。
両脚をまっすぐ前に伸ばして床の上に座ります。両手を腰の後ろに、指先を両足に向けて置き、床を押して重心を腕にかけます。背中と体の前側を伸ばし、両骨と尾骨の上に座るようにしてバランスをとります。息を吐いて膝を曲げ、両足を床から持ち上げ、ゆっくり両膝を伸ばし、足の指先を目と同じ高さにします。肩甲骨を広げ、腕を床と平行になるよう伸ばし、指先もまっすぐ伸ばしてみます。
大きな海を渡る船になった気持ちで、ゆったり深く滑らかに呼吸してポーズを維持します。
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